前回の記事では、バックテストに使用するヒストリカルデータの取得方法についてお話ししました。ヒストリカルデータの提供元は「FXDD」でしたが、今回の記事ではさらに高精度のヒストリカルデータの取得方法についてお伝えしたいと思います。ヒストリカルデータの取得先は「Dukascopy(デューカスコピー・ジャパン)」になります。
Dukascopy(デューカスコピー・ジャパン)とは
2015年1月に起きたスイスフランショックにより、当時アルパリUKというfx業者が破綻しました。その影響を受け、日本にあった子会社アルパリジャパンも破綻の危機にありました。破綻の危機から救うためアルパリジャパンを買収したのがスイスにある「Dukascopy(デューカスコピー)」でした。以降アルパリジャパンは名前を変え、デューカスコピー・ジャパンとして日本国内のfx会社として営業しています。
デューカスコピー・ジャパンでは取引プラットフォームが「MT4」ではなく「JForex」を使用しています。(※2018年12月よりMT4(デモ口座)も使用できるようになりました)デューカスコピー・ジャパンのヒストリカルデータを取得するためには、この「JForex」を起動させる必要があります。まずは「JForex」の導入の流れについてお伝えします。
JForexの導入方法
(1)デューカスコピー・ジャパンのホームページにアクセス後、「デモ口座開設」をクリックします。
(2)「デモ口座申し込み」にある、「デモ口座利用規約」、「個人情報保護方針」、「貴社からの商品説明~」にチェックをつけ、その他必須事項(名前等)を入力し、「デモ口座を開設する」をクリックします。
(3)登録したメールアドレスに、(i)「口座番号」(ii)「ログイン」(iii)「パスワード」の記載されたメールが送られます。
(4)ログインページへ移動し、「デモ版JForex3」をクリックするとダウンロードが始まります。(※「JForex」を使用するためにはJava1.8以上が必要になります。パソコンに導入されていない場合は、別途java1.8以上を導入してください)
(4)「JForex」ダウンロード後、パソコンのダウンロードフォルダに「dukascopy-jp_3」が格納されるので、ダブルクリックします。
(5)アプリケーションの起動が始まり、少し経つとログイン画面が立ち上がります。
(6)ログイン画面が「DEMO」になっているのを確認したら、(3)でメールアドレスに送られた情報を元に、(i)「ログイン」(ii)「パスワード」を入力し、ログインをクリックすると「JForex」が起動します。
以上で「JForex」の導入は完了です。次回の記事ではいよいよ「JForex」から高精度のヒストリカルデータを取得する方法についてお伝えします。