前回の記事では、4本移動平均線EA<smlL>を使用して「5分足:GBPUSD」のバックテストを行ない損益曲線を確認しました。GBPUSD,GBPJPY,EURJPYに関してはEAのロジックがEURUSD,USDJPYと異なり、新たな条件としてストキャスティクス制御フィルター(下限:25%以下、上限75%以上)を追加します。
エントリー条件(GBPJPY)
- 通貨:GBPJPY
- 時間足:5分足
- ヒストリカルデータ提供元:デューカスコピー・ジャパン
- 短期移動平均線期間(100)
- 中期移動平均線期間(200)
- 長期移動平均線期間(400)
- 超長期移動平均線期間(600)
- スプレッド:15(1.5pips)
- 期間:2003年12月1日~2018年12月1日
- 各移動平均線の並びが指定順通り揃っている
- 買いエントリー(上昇トレンド)の場合・・・上から短期移動平均線(黄)→中期移動平均線(青)→長期移動平均線(赤)→超長期移動平均線(紫)
- 売りエントリー(下降トレンド)の場合・・・上から超長期移動平均線(紫)→長期移動平均線(赤)→中期移動平均線(青)→短期移動平均線(黄)
- 指定移動平均線どうしの乖離幅が一定pips以上ある
- 各移動平均線:EAエントリー後、価格が指定移動平均線に交差するまでは次のエントリーを見送る。価格が指定移動平均線に交差したら、エントリー可能な状態となる。
- ストキャスティクス:25%以下で買い条件成立,75%以上で売り条件成立
※移動平均線同士の具体的な乖離幅の値や、その他プログラム制御された条件全てをここに記載することはできませんが、その他条件を上記条件に加えてバックテストした結果は以下のようになります。
プロフィットファクタ:1.23 ドローダウン:7.35% 取引回数:2305回
15年間で1,326,500円の利益となっています。
エントリー条件(EURJPY)
- 通貨:EURJPY
- 時間足:5分足
- ヒストリカルデータ提供元:デューカスコピー・ジャパン
- 短期移動平均線期間(80)
- 中期移動平均線期間(200)
- 長期移動平均線期間(360)
- 超長期移動平均線期間(460)
- スプレッド:10(1.0pips)
- 期間:2003年12月1日~2018年12月1日
- 各移動平均線の並びが指定順通り揃っている
- 買いエントリー(上昇トレンド)の場合・・・上から短期移動平均線(黄)→中期移動平均線(青)→長期移動平均線(赤)→超長期移動平均線(紫)
- 売りエントリー(下降トレンド)の場合・・・上から超長期移動平均線(紫)→長期移動平均線(赤)→中期移動平均線(青)→短期移動平均線(黄)
- 指定移動平均線どうしの乖離幅が一定pips以上ある
- 各移動平均線:EAエントリー後、価格が指定移動平均線に交差するまでは次のエントリーを見送る。価格が指定移動平均線に交差したら、エントリー可能な状態となる。
- ストキャスティクス:25%以下で買い条件成立,75%以上で売り条件成立
※移動平均線同士の具体的な乖離幅の値や、その他プログラム制御された条件全てをここに記載することはできませんが、その他条件を上記条件に加えてバックテストした結果は以下のようになります
プロフィットファクタ:1.34 ドローダウン:12.3% 取引回数:1270回
15年間で1,034,398円の利益となっています。
4本移動平均線EA<smlL>のバックテストについて、本記事を含めて4回の記事にわたりお伝えしてきました。
4本移動平均線EAは5通貨(EURUSD,USDJPY,GBPUSD,GBPJPY,EURJPY)に対応しており、通貨の特徴に合わせてEAのロジック、パラメータを変更しています。4本移動平均線を使用したトレードは、過去のいままでの記事でお伝えしてきたエントリー条件を参考にしていただければ、自動売買だけでなく裁量トレードでも行うことができます。トレードをする際には各通貨の移動平均線期間のパラメータ値などを是非参考にしてみてください。