自動売買は稼働環境も大事!! VPS(仮想専用サーバー)とは

トレードプラットフォームであるMT4を使用し自動売買を行う上で、EAやストラテジーの性能、ブローカー等を重要視する方は多いでしょう。確かに自動売買をする上で、EAやストラテジーの性能が高いものや、良質なブローカーを選択しなければなりませんが、EAやストラテジーの性能、ブローカーと同じくらい重要視しなければならないことがあります。それは、自動売買システムの稼働環境です。

EAやストラテジーの稼働環境は次の2つから選ぶこととなります。

パソコンを常に起動させておき自動売買を行う

1つ目はパソコンを常に起動させておき自動売買を行う方法です。FXであれば土日を除き24時間取引することができるため、自動売買システムを常時稼働となると、その間パソコンを常に起動していなくてはなりません。

土日を除き24時間自宅でパソコンを常に起動させることは意外と大変です。外出時など自宅のパソコンの状態が分からない場合でも、不測の事態が発生した時にすぐに対応できなくてはなりません。ポジションを保有したまま何かしらの原因でパソコンの電源が切れてしまえば、その後相場が急変動しても、損切りができず思わぬ損失を被ることも考えられます。自宅でパソコンを稼働して自動売買するには少なくとも以下の項目に対処できなくてはなりません。

・パソコンへの電源供給が断たれても稼働を続けられることができるか

・通信障害が発生してネットワークに繋がらなくても対応できるか

・Windows Updateの半強制的な自動更新によるパソコンの再起動に対処できるか

・パソコンのファンの音がうるさくても気にせず寝られるか(私は気になって無理)

上記不測の事態が発生したとしても、すぐに対処をすることが難しいのであれば、2つ目の方法VPS(仮想専用サーバー)を使用することをオススメします。

VPS(仮想専用サーバー)上で自動売買を行う

VPSとは<Virtual Private Server>の略称で、レンタルサーバー業者が提供しているサービスの一種です。データセンターに設置されている共有パソコン(仮想のパソコン)を借りることで、自身のパソコンを起動することなく、MT4(EA)やトレードステーション(ストラテジー)を使用して自動売買を行うことができます。仮想のパソコン上で自動売買ができるので、上記であげた問題点を全てカバーしてくれるため、安心してトレードを行うことができます。

VPSを使用して自動売買するメリット

VPSを使用することで、不測の事態に対応できるだけでなくメリットも多くあります。

MacでもVPSを使用すればMT4で自動売買が可能

近年Mac(OS)を利用する人は増加傾向にありますが、MT4やトレードステーションは基本的にWindows対応です。Macを使っていてもVPS上であればMT4、ストラテジーを動かし自動売買を行うことも可能です。

EAの誤作動に対してもパソコン、スマホを使って外出先から対応できる

Windows、Mac、iOS、Android関係なく、パソコンやモバイル端末からネットワーク上の仮想パソコンにアクセスすることができる為、外出時でもインターネットにさえ繋がっていれば外出先からEAの稼働や停止をすることができます。

コストパフォーマンスが高い

VPSは使用料がかかりますが、自宅でEAやストラテジーを稼働させておく為には、パソコンを常時稼働させておく必要があります。パソコンを常に起動させておくため意外と電気代がかかります。月額料金だけで比較するとVPSを使用するほうがコストがかかることもありますが、自宅でパソコンを常時稼働した時に対処しなければならないこと等を考慮すると、VPSを使用した方がコストパフォーマンスが高いこともあります。

VPSを使用することであらゆる不測の事態にも対処でき、安心して自動売買を行う環境が手に入ります。ご自身の大切な資金を少しでもリスクから回避するためにも、VPS導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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