前回の記事では、フィボナッチの拡張版、【トリボナッチ】についてご紹介しました。今回の記事ではトリボナッチリトレースメントに売買機能を追加し、実際にトレードをさせた際の損益がどうなるかをお伝えしていきたいと思います。
トレードルールについて
本EAは特定のエントリー条件を満たし、価格がトリボナッチリトレースメントの主要ラインにタッチした時にエントリーを行います。
本EAの特徴として、ただ単に価格がトリボナッチラインにタッチした時にエントリーするのではなく、下記に記載した3つのエントリー条件クリア後にポジションを持ちます。
①:設定参照バー数によって形成されたトリボナッチラインにタッチした時
設定した参照バー数内での最高値、最安値を基準にトリボナッチラインが自動で形成されます。 形成されたトリボナッチラインの①16.0%②29.5%③50%④83.9%に価格が触れた時に、買いエントリーもしくは売りエントリーをします。
②トリボナッチ0%ラインから50%ラインの距離が一定以上ある時
2つ目のエントリー条件は「トリボナッチ0%ラインから50%ラインの距離がどのくらいあるか」に注目します。0%から50%の距離が一定pips以上ある場合は、トリボナッチラインの信頼性が高いと判断します。
過去の相場を分析した結果を基に、指定したpips以上離れていない場合はエントリーしません。
③:ストキャスティクスの下限、上限の値がいくつか
(1)買いエントリーの場合
ストキャスティクス:30%以下で買いエントリーの条件をクリアします。
(2)売りエントリーの場合 ストキャスティクス:70%以上で売りエントリーの条件をクリアします。
利益、損失確定条件について
[利益確定条件]
本EAはトレイリングストップ機能を実装しています。エントリーしてからのトレイル開始目安は9pipsです。エントリーしてから価格が9pips順行した段階で、幅1pipsの間隔を空けながら利益を追います。 幅を空けないと微益で終わることが多いですが、1pipsの間隔を空けながらトレイリングすることでより利益を追求することができます。
【※当EAはトレイリングストップ幅を1pipsとしている為、ストップレベルの設定されている口座の場合、トレイリングストップ幅がストップレベル以下の場合は正常に動作しませんのでご留意ください。】
[損失確定条件]
エントリー時から、30pips逆行した位置が損失確定ポイントになります。
パラメータ設定について
(1)マジックナンバー、許容スプレッド、許容スリッページ、取引ロット数
Ratio1_Lot:比率16.0%
Ratio2_Lot:比率29.5%
Ratio3_Lot:比率50.0%
Ratio4_Lot:比率83.9%
(2)トレーリング開始pips、トレーリング幅pips、損切pips
バックテスト
EURUSD
USDJPY
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