今回の記事では裁量トレードにも役立つ自動描画EA、カスタムリトレースメント、カスタムファン、カスタムアークについてご紹介します。
裁量トレードをする際に役立つ機能として「フィボナッチリトレースメント」、「フィボナッチファン」、「フィボナッチアーク」があります。簡単にそれぞれの機能の使い方をご説明制します。
フィボナッチリトレースメントの使い方
今回はMT4を使用して、フィボナッチリトレースメントをチャート上に描画させていきます。
(1)MT4上に任意の通貨ペアのチャートを表示させます。
(2)挿入(I)→フィボナッチ(F)→リトレースメント(R)をクリックします。
(3)チャートに表示されているローソク足の「最安値」から「最高値」に向けて、ドラッグ&ドロップをして、フィボナッチリトレースメントをチャートに表示させます。
チャート上にフィボナッチリトレースメントを表示させることができました。フィボナッチライン上にフィボナッチ比率(①23.6%②38.2%③61.8%)も表示されていることが確認できます。
フィボナッチファンの使い方
(1)MT4上に任意の通貨ペアのチャートを表示させます。
(2)挿入(I)→フィボナッチ(F)→ファン(F)をクリックします。
(3)チャートに表示されているローソク足の「最高値」から「最安値」に向けて、ドラッグ&ドロップをして、フィボナッチファンをチャートに表示させます。
チャート上にフィボナッチファンを表示させることができました。フィボナッチファン上にフィボナッチ比率(①38.2%②50.0%③61.8%)も表示されていることが確認できます。
フィボナッチアークの使い方
(1)MT4上に任意の通貨ペアのチャートを表示させます。
(2)挿入(I)→フィボナッチ(F)→アーク(A)をクリックします。
(3)チャートに表示されているローソク足の「最高値」から「最安値」に向けて、ドラッグ&ドロップをして、フィボナッチアークをチャートに表示させます。
チャート上にフィボナッチアークを表示させることができました。フィボナッチアーク上にフィボナッチ比率(①38.2%②50.0%③61.8%)も表示されていることが確認できます。
カスタムリトレースメント、ファン、アークについて
フィボナッチリトレースメント、ファン、アークは、相場の環境認識を上げる為に役立てることができます。しかし、各通貨ペア毎や様々な時間足で毎回フィボナッチラインを手動で引いていくのは面倒です。また、比率ラインは基本的にフィボナッチ比率が適用されるので、好みの比率で検証するにも手間がかかります。
そこでフィボナッチラインを自動で描画でき、かつ各比率を自由にパラメータで設定できるよう、カスタム自動描画EA(リトレースメント、ファン、アーク)を作成しました。
カスタムEA(ファン)は、4つの比率を自由に設定でき、パラメータ(bars)で指定したバー数内(デフォルトは100)での最高値、最安値を基準として自動でカスタム比率ラインを描画します。(※ムービーは売買機能を追加したEAです)
この自動描画EAはどの通貨ペア、時間足にも対応できるため、瞬時にカスタム比率ラインをチャートに表示させることができます。また、時間経過とともにパラメータで設定した範囲内での価格の最小値、最大値が変化していくのに合わせて、自動でカスタム比率ラインの形状を変化させることができます。
本EAは自動売買機能を備えてはいませんが、裁量トレードをする際に役立てることができるのではないでしょうか。
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